Saturday 24 September 2011

おとぎ話 BIG BANG ATTACK!! のジャケができるまで〜その3 モスバーガーからのROSE RECORDS編〜


昨日は話がHOKORIの時にまでさかのぼり、
ちえちひろ、東京1日目はレコーディングスタジオでいきなり絵をかく!でした。

ミュージックビデオの収録も無事に終え、

次の日、ついにROSE RECORDSでのアルバムアートワーク会議へと、有馬さんに連れられて足を運ぶのでした。。

の続きを今日は書きます。






HOKORIのジャケの絵描いてた時の写真がみつかった





さて、次の日の朝、
モスバーガーで有馬さんと食事をしたあと、ROSE RECORDSヘ向かおう、ということになりました。

モスバーガーではいろんな話を有馬さんはしてくれました。
有馬さんが私たちくらいの歳の時の話、それから今まで音楽をやってきたこと、そしてこれからも、おとぎ話としてものを作っていくこと、私たちは絵を描いてゆくこと、それらを朝のモスバーガーで熱く語り合いました。

これを”モスバーガー革命”、昨日の夜もそんな話を熱く強くして、それを、”サイゼリアレボリューション”とちえちひろの中では呼んでおります。

わたしたちはこのお話の中で、とても多くのものを得ました。今でも、

「ほら、有馬氏もモスバーガーで、あがんいいよんしゃったたい!(あんな言ってたじゃない!)うちたちも頑張ろう!!!」「うん!!!」

といった具合に、あの時の話を思い出しては、喝をいれ、ちえちひろは日々精進しているのです。


今思えば、数日間しか東京にいれなかったので、有馬さんは短い間の中で深くつながって、その上でHOKORIのアートワーク制作に望んで欲しい、
というお心持ちだったのだと思います。


そんな風にきちんと話をしたのはその時が初めてだったのに、そんな感じはまったくせず、
どんどん話していけたのは、

今までたくさん聴いてきたおとぎ話の音楽のなかにいる有馬さんと、実際に目の前にいる有馬さんが、あまりにもそのままだからだったんだ。と後で気づきました。

作品の上に嘘がないというか、
私は芸術ってものをもっと信じてみようという気になったのでした。


モスバーガーでの話もヒートアップしたころ、そろそろ時間だ、となり、
それでいよいよちえちひろと有馬氏はROSE RECORDSへ足を運んだのです。


ROSE RECORDSはもちろん知っていました。
あのROSE RECORDSです。
高校生の時から佐賀の家のパソコンでローズのウェブサイトを開いて、

「東京の下北沢っていう素敵な街に、曽我部さんが立ち上げたレコード会社があるらしい。。ホームページに載ってる曽我部さんのアイコンの絵もかわいかね〜」

などと、夢の世界のようにして憧れていたその場所に、
今、まさに向かおうとしているのです。

しかもそこには、ローズの社長でもあられる、ザ・曽我部恵一さんがおられるかもしれない場所です。おとぎ話がちえちひろにとっての手塚治虫ならば、曽我部さんは手塚治虫かけるの5!!ぐらいの人物です。5人の手塚治虫にいっぺんに会うってどんなことだろう、

それを考えだしたちえちひろは、
有馬氏から「作業はローズでできるみたいだから!」と佐賀で電話で聞いたとき、
興奮しまくって、二人で小躍りしたのですが、
ついに東京行きの飛行機の中では怖じけずいて、

「ねえ、、ローズさ、もう行かんでもいいよね、、もう十分よね、、」

と東京の地を踏む前からそんな事を言っていました。今思うと非常にけしからんです。

そしてROSE RECORDSに到着、
ROSEのかわいくて優しいスタッフさんたちは、佐賀から来た芋姉妹をあたたかく迎え入れてくださいました。そして、普段はミーティングに使われる場所を作業場所として提供してくださいました。

そしたらなんだかそこが学習塾みたいになった。笑
なんか塾みたいで楽しいですね〜などといいながら、楽しく作業を進めていきました。


そして肝心のジャケ、

有馬先生は昨日、GANG STYLE NO.1のミュージックビデオの撮影の時にわたしたちが描いた絵を大変気に入られており、

ありかず「これいいね〜!もうアルバムのジャケこれでいいんじゃない!?いいよな!?」
おとぎの皆さん「うん」

ちえちひろ「え〜!!ちょ、ちょ、んじゃもっかい描かせてください!あれとかコンクリートの地面で描いたし。。」

とあたふたしていたらザ・曽我部さん登場。

ありかず氏「曽我部さん、今度のアルバムジャケット、これでいこうと思うんすけど、どうすかね?」

曽我部「お、うん、いいんじゃない、これで」

ありかず氏「うおっしゃ〜もう曽我部さんいいって言ったから安心したワ〜」

ということで、

おとぎ話4th HOKORIのジャケットは
コレになったのでした。








さて、ジャケットの絵は決まり、

そこで、CDケースの形はどんな風にするのか、
歌詞カードはどんなサイズにするのか、そしてそれをどんな風に折ってCDにおさめるのか、
CDの後ろのデザインは?
CDをぱかってとったトコの受け皿の下には何を載せよう、
背表紙は?帯は?シールは?CDの盤面はどうするのか?

と、確かなビジョンを持った有馬氏の鋭いリーダーシップの元、
話はどんどんすすんでいきます。



塾のようなROSE RECORDS↓









そして、ではこんなものを作ろう!
と決まったら、もうその場で
描く!作る!





歌詞カードには、おとぎ話のメンバーと、おとぎ話とローズのスタッフさんの似顔絵を描こうってなった。







歌詞カードにのせるクレジットを描く牛尾さん


そしてできた歌詞カードはこれです!
全体図はCDを買った人、もしくはこれから買われる方のお楽しみなのでちょいとだけ!




ちなみにローズのスタッフさんの似顔絵はおとぎ話の似顔絵より似てるかもしれない、、



ローズの水上さんの靴下は忠実に再現しました。

ちえちひろはもぐらになって載せさせていただきました。


ちなみに!!



 


当初ジャケに使われる予定だったこのくじらちゃん、HOKORIのアルバムのどっかに使われてますよ!

すみからすみまで愛を込めて作られたHOKORI、メインのCDの中に入っている音楽だけでもすばらしいのに、こんな風に楽しい歌詞カードやらなんやら入って

2100円って安すぎますね!








ローズに集まったみなさんの靴







その日、やることは全てきまり、アートワークの素材も作り終え、あとは合体させるだけ!
というところまで終わりました。

長時間作業をさせて頂いたローズレコーズのみなさん、本当にありがとうございました。









ローズからの帰り道、仲良く夜の道を歩くおとぎ話の背中を見つめて、
「いつまでも、追っかけてゆくぜ、、、!」
と心に誓ったちえちひろなのでした。



次回はやっとBIG BANG ATTACKのアートワーク制作秘話に戻ります。

つづく・・






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